いよいよこの日がやってきました。

2/20。

ミシュとジローの新たな出発の日です。



桶谷式断乳の通常なら、前日に手技を受けて朝に最後のオッパイを飲ませるのですが、ミシュの場合はトラブルを抱えたまま（白斑）の断乳でしたので当日の朝に手技を受けてお昼に最後のオッパイタイムです。


アオサンにジローを預け、マッサージから帰ると、
ちょうど数分前にジローお昼寝してしまった＾＾；とのこと。


予定が少し狂いましたが、とりあえずお昼ご飯を食べてジローが起きるのを待つ事に。



1時間30分くらい寝てたのかな～。
ジローが起きました。

いよいよ最後のオッパイです。


「ジロー、最後のオッパイだよ。
これで卒業するんだよ？だからたくさん飲みなね？」



マッサージの先生から貰った断乳の進行表には『1時間くらい時間をかけてじっくりと飲ます』と書いてあったのですが、ジローは20～30分くらいで「ごちそうさま」のポーズ。


「いいの？もう飲めないよ？」

と聞くと、ちょっとだけ口をつけに来て、でもすぐに離して「ごちそうさま」



そのまま遊び始めてしまったので、ちょっと拍子抜け。



（今思えば、もしかしたら、私が断乳日を決めるまでブレにブレたせいで、
ジローの中で、

「オッパイ、バイバイなんて嘘ばっかりぃ～」

となっていたのかもしれません。ちょっと反省してます・・・；）




（こんなものかなぁ～）

と思いつつも、アオサンに乳に顔を書いて貰います。



「俺こういうの苦手なんだって・・・」


と言いながらも書いてくれたアオサンの絵は、
にっこり笑顔の可愛くて優しい絵でした。



アオサンには本当に母乳育児に協力してもらいました。


ミシュの食生活に合わせるのはメチャメチャ物足りなかったと思います。
分泌過多のトラブルで、母乳育児に挫折しそうになった時に「頑張れ！」と支えてくれたのもアオサンでした。

アオサンがいなかったら、1歳3ヶ月まで母乳でなんて育てられなかったです。
断言できます・・・orz


「今まで付き合ってくれて有難うね」

と、私がお礼をいうと、

「お疲れ様でした」

って返してくれました。


それだけでちょっと涙が出るミシュ子。


「おぃおぃ、本番はこれからだぞー」


・・・そうなんだけどねぇ～。うん。感謝の涙なのだよ。





そして断乳式です。


ジローが「オッパイ、オッパイ」と服の胸元を引っ張ってきます。



私は「いよいよだよ～」とアオサンと顔を見合わせ、ジローを膝にのせて服をいつものようにめくりました。



「！！」


いつもと違うオッパイの様子に戸惑いを隠せないジロー。

なんか目が泳いでて挙動不審＾＾；


しかし、それでもオッパイを吸おうと口を近づけてきます。



「ジロー？オッパイ、さっきバイバイしたよね？」


ピクッと身体が止まったような気がします。それでも再び吸いつこうとします。



「オッパイね、ジローがたくさん飲んでくれたから、

”ありがとう～”って言ってお空に帰って行ったんだよ」

ジローもオッパイにバイバイしようね？」


そういうと、ジローは分かったのかオッパイにバイバイしてスタンバイしておいたお茶を飲み始めました。




もっと泣き喚いて大変かなぁ～と思っていたんですが、特にそういう事も無く・・・
ただ、授乳時間くらいになると「オッパイ、オッパイ」とやってくるので優しく「バイバイしたよねぇ～」と言い聞かせ、お茶やお菓子で気を紛らわせてました。



しかし、夜。ほんと凄かった。
いつもならオッパイを飲みながら寝れるはずなのにオッパイが無い。

泣いて泣いて、怒って怒って・・・
抱っこしても何しても怒って、30分くらいグズリ泣き。


アオサンと私も途方にくれる勢いでした。

ミシュに至っては、こんなにも欲しがってるのにオッパイをあげられない辛さと心苦しさ・・・授乳中のジローの顔が思い浮かんでジローと一緒にほとんど泣いてました。

断乳のせいで腫れて来た乳に容赦の無いジローのキックにパンチがあたります。
大暴れ。


だけれども、

乳の痛みより、心が痛い；；；；


よっぽどオッパイあげようかと思いました。でも中途半端が一番子供にとって可哀相な事だと聞いていたので必死に抑えて頑張りました。


最終的に泣き疲れて寝てしまったジロー。


なんか色んな意味でグッタリです。

でもまだまだ断乳は始まったばかり・・・そして夜はこれからなのです。



●夜の様子●

ジローが寝た隙に急いで小さめのオニギリを作りました。
お茶と一緒に枕もとにスタンバイ。

案の定、三回くらい夜中にジローが目覚めました。初めの1回は強くぐずったけど、隙を見て作って置いたオニギリを口に放り込んだら大人しくなってモグモグ。お茶を飲ませて落ち着いたのかそのままコテン。

二回目もオニギリを隙を見て放り込み、お茶を飲んだらコテーん。

三回目はほんの少しのオニギリを食べたらそのままスヤスヤ。オッパイ飲んですぐ寝ちゃったときみたいな感じ。何だかとっても不思議でした。



●オッパイの痛み具合●
断乳一日目（五段階）★★☆☆☆

キャベツ湿布をしていたせいか、昼間は痛みは殆どありませんでした。
ただ、夜中～明け方にかけてどんどん痛みが強くなり、オッパイもパンパンになっていきます。